ユニットリンクをやめた理由|医療職パパが調べてたどり着いた結論
この記事の結論
ユニットリンクを契約するくらいなら、**「新NISAで自分で投資+掛け捨て保険」**の方が、手数料も運用効率も圧倒的に有利です。
「結婚を機に保険屋さんからユニットリンクを勧められた」
「契約してしまったけど、本当に大丈夫か不安」
そんな方に向けて、医療職の私(ゆきぐに)が実際にユニットリンクを契約しなかった理由を、数字を交えて正直に書いていきます。
そもそもユニットリンクとは?
ユニットリンク(変額保険)は、ざっくり言うと**「死亡保障」と「投資信託」がセットになった保険商品**です。
主な特徴:
- 保険料の一部が投資信託で運用される
- 運用結果によって解約返戻金や満期保険金が変動する
- 死亡時には最低保証付きで保険金が出る
「保険にも入れて、投資もできて一石二鳥!」
…と、聞こえます。私も最初はそう思いました。
私がユニットリンクを勧められた経緯
結婚したタイミングで、義両親から保険屋さんを紹介されました。
「結婚するならちゃんとした保険に入っておいた方がいい」
「運用もできるし、これからの時代にぴったりの商品があるよ」
そう言われて、最初は「じゃあ話だけでも…」と聞きに行きました。
担当者から提示されたのが、ユニットリンクでした。
その場では「いい話だな」と思い、契約寸前まで話が進みました。
違和感を持ったきっかけ
契約を保留にして、家に帰ってから自分で調べ始めたのが分岐点でした。
調べれば調べるほど、こんな疑問が湧いてきたのです:
- 「この手数料、本当に妥当なの?」
- 「保険と投資、別々に契約した方がシンプルじゃない?」
- 「なんで保険屋さんはこれを強く勧めるんだろう?」
そして、3つの致命的な問題点にたどり着きました。
調べて気づいた3つの問題点
問題① 手数料が高すぎる
ユニットリンクの最大の問題は、手数料の高さです。
支払った保険料のうち、運用に回らない部分が大きいのです。具体的には:
- 保険関係費(死亡保障部分のコスト)
- 運用関係費(信託報酬など)
- 解約控除(途中解約時のペナルティ)
これらが積み重なり、実質的な運用コストは年2〜3%以上になることも珍しくありません(※契約年齢・保険金額・運用先により変動します)。
一方、新NISAで人気のインデックスファンド(eMAXIS Slim 全世界株式など)の信託報酬は年0.1%以下。
同じ「投資」でも、コスト差は 20〜30倍。
長期運用ではこの差が、最終的な資産額に致命的な差を生みます。
問題② 途中解約で元本割れリスク
ユニットリンクは、早期に解約すると大きく元本割れします。
理由は2つ:
- 解約控除(解約時に差し引かれる手数料)
- 初期費用が前倒しで引かれる仕組み
「ライフプランが変わって解約したい」と思っても、損失覚悟でしか解約できない設計なのです。
5人家族の我が家のように、子供が増えたり収入が変わったりする家庭には、この柔軟性の低さは致命的でした。
問題③ 保険と投資はそもそも分けた方が合理的
そもそも、保険と投資は目的がまったく違う商品です。
| 商品 | 目的 |
|---|---|
| 保険 | 万が一のとき、家族を守る |
| 投資 | 長期で資産を増やす |
これを1つの商品に詰め込むと:
- 手数料が複雑になる
- どちらの機能も中途半端になりがち
- 自分のライフプランに合わせて調整しにくい
**「保険は保険」「投資は投資」**で分けたほうが、シンプルで効率的だと気づきました。
私が選んだ「自分で投資+掛け捨て保険」
調べた結果、私はこのスタイルに落ち着きました。
① 新NISAで自分で投資
- つみたて投資枠でインデックスファンドを購入
- 我が家は S&P500 40% / オルカン 60% で運用中
- 信託報酬は年0.1%以下
② 掛け捨ての死亡保険で必要な保障だけ確保
- 子どもが独立するまでの「必要な期間」「必要な金額」だけ
- 保険料は月数千円レベル
- ライフステージが変わったら見直しやすい
→ コストは最小、運用効率は最大、柔軟性も◎
シミュレーション比較|30年で差はいくらつく?
我が家は夫婦合算で 月20万円 を積立投資に回しています。
仮に同じ金額をユニットリンクで運用した場合と、新NISA+オルカンで運用した場合で比較してみます(年利5%想定・概算)。
投資元本
月20万円 × 12ヶ月 × 30年 = 7,200万円
30年後の資産(年利5%想定)
| 運用方法 | 実質コスト | 30年後の資産(概算) |
|---|---|---|
| ユニットリンク(実質年利2.5%程度) | 年2〜3% | 約 1億400万円 |
| 新NISA・オルカン(実質年利4.9%) | 年0.1% | 約 1億6,500万円 |
差額:約6,000万円
※ あくまで概算であり、運用成果を保証するものではありません。
「保険機能」は別建てで十分カバーできる
「でも、保険機能はどうするの?」と思われるかもしれません。
我が家は、掛け捨ての収入保障保険で必要な保障を確保しています:
- 月々の保険料:数千円
- 子どもが独立するまでの期間限定
- 万が一のとき、遺族に毎月◯万円が支払われる仕組み
ユニットリンクの「最低死亡保障」よりも、圧倒的に少ないコストで大きな保障が確保できます。
浮いたお金は、そのまま新NISAの積立に回せる。これが合理的だと判断しました。
それでもユニットリンクが向いている人もいる
公平に言うと、ユニットリンクが「絶対悪」というわけではありません。
向いている可能性がある人:
- 自分で投資する自信が全くない人
- 強制力がないと貯蓄ができない人
- 保険のついでに少し運用したいだけの人
ただし、**そういう人ほど新NISAで「ほったらかし投資」**をした方が、結果的にお得なケースが多いです。
「自分で投資はちょっと…」という方こそ、まず新NISAでつみたて設定して放置することをおすすめします。
まとめ|大切なのは「仕組みを理解して選ぶこと」
ユニットリンクをやめた理由をまとめると:
- 💸 手数料が高すぎる(年2〜3%)
- 🔒 途中解約で大きく元本割れする
- 🔀 保険と投資は分けた方が合理的
- 📊 30年で約6,000万円の差(試算ベース)
そして、**「自分で投資+掛け捨て保険」**にしたことで:
- ✅ コストは最小限
- ✅ 運用効率は最大化
- ✅ ライフプランに柔軟に対応できる
「保険屋さんに勧められた」「義両親に言われた」
そんな空気の中で契約してしまう前に、必ず一度持ち帰って自分で調べることを強くおすすめします。
このブログでは、こうしたお金にまつわるリアルな判断を、5人家族のリアルな数字とともに発信していきます。
▶ プロフィールはこちら:このブログについて
▶ 我が家の資産公開:(次回記事で公開予定)
記事に関するご質問・ご感想はSNSまでお気軽にどうぞ。
ゆきぐに(@ippanzinAB)